インバウンド

for inbound

オーストラリアからの観光客を受け入れました

東京や大阪など大きな都市や、有名観光地に行くと、外国人観光客がたくさん戻ってきているのを実感しますが、三陸までは、まだまだ。これから三陸方面まできてくれるのを期待しつつ準備を始めている大槌町です。
そんななか、オーストラリアのエージェントの日本コーディネーター&通訳ガイドさんから、三陸をまわりたいというオーダーがありました。

盛岡泊、浄土ヶ浜と山田町の養殖いかだ見学は必須だったので、
盛岡〜浄土ヶ浜〜
大槌町の震災語り部(英語ガイド)〜さんずろ家でランチ〜
山田町の養殖いかだ見学〜盛岡
というコースをつくり、オーストラリアから3組6名様をお迎えしました。

朝から雨が降って気温も下がった三陸でしたが、
10時すぎ、浄土ヶ浜に着いたとたんに雨が止み、晴れ間が出てきました。
私、観光ディーネーターの服部は、浄土ヶ浜でお出迎え。
浄土ヶ浜を歩きながら、ウミネコにかっぱえびせんをあげたりしました。

11時30分、大槌町着。
おらが大槌夢広場の神谷さんの英語ガイドで、震災語り部をしました。
オーストラリアの観光客に震災語り部は求められていることなのだろうか?と少し悩みましたが、
予想以上に興味をもって聞いていただきました。
そしてとてもたくさんの質問が飛び交い、神谷ガイドも、
「外国の方は、いろいろな話題の引き出しをもっていて、こちらも楽しくガイドできました」と言ってました。

13時、大槌町吉里吉里にあるオーシャンビューの「さんずろ家」へ。
事前に打ち合わせをして、お刺身定食+磯ラーメンというメニューをつくってもらったほか、
ベジタリアンの方が2名いたので、海藻しゃぶしゃぶ+野菜の天ぷら定食を用意していました。

が。
トラブル発生。
ベジタリアンの方は「海藻は大丈夫」と事前に言われていたのですが、
席についてから、海藻も食べられないということが判明!
日曜日のランチ、常に混んでいる「さんずろ家」ですが、
すばやくサラダなど別メニューに変更していただき、とても助かりました。

私とさんずろ家女将「これなら食べられる?」
お客様「うんうん、OK」
私とさんずろ家女将「よかった〜〜〜!!!」
お客様「ありがとう!」
というような内容の会話をボディランゲージでしました(笑)。

語り部の最中には山田町観光協会と「船が出航できるかどうか」のやりとりをしていました。
この日、風がとても強く午後もどんどん強くなりそうだったんです。
山田の養殖いかだ見学は、雨・風などで出航できない場合、番屋で漁師との交流や貝の試食に切り替えますが、今回ベジタリアンの方が貝を食べられないということもあり、やむなく中止としました。

このまま盛岡へ帰るスケジュールに変更になりましたが、
それではせっかく三陸まで来ていただいのに申し訳ないと、
急遽、「三陸花ホテルはまぎく」でティータイムをしていただくことに。
(通常、ティータイムの営業はありませんが、支配人にすばやく対応してもらいました)
「はまぎく」は、海がすぐ目の前の海岸に建つ、絶好のロケーションが自慢のホテル。
ラウンジやテラスは花いっぱいでとても気持ちのよい空間です。

ちょっときつきつのスケジュールだったのが、思いがけず景色のよい場所でのお茶と、テラス散策というのんびりタイムをとることができて(外国の方は、何もしない時間の楽しみ方がとても上手です)、喜んでいただきました。

大槌町観光交流協会のアテンドは、「はまぎく」で終了。
みなさん、盛岡へ戻り、これからまだ東北旅行を続けられます(盛岡では桜が間に合ったそうでよかった!)。
三陸まで足をのばしていただき、本当にありがとうございました。

今回、インバウンドを受け入れる機会をいただき、とても勉強になりました。
そして、大槌町の方々の臨機応変な対応力がすごい!
今後もインバウンドの現地コーディネートをしていければと思います。
(大槌メインに、三陸全体のご案内をします!)

また、大槌町の震災ガイドをしているおらが大槌夢広場は、
英語でガイドできますので、いつでもご利用ください。

↓岩手日報さんが取材に来てくれ記事にしてくれました!