大槌に来たのなら訪れたい、町民から親しまれる神社。
日本武尊(ヤマトタケル)をはじめ多くの御祭神が祀られている町民に親しまれる神社。境内には大槌まつりで担がれる神輿が祀られています。また、ご神木のモミの木(町指定天然記念物)がそそり立ち、隣り合う3本の杉の木とともにパワースポットとなっています。
小鎚神社は大同年間の807年頃、新山牧場の入口、明神平に土地の開拓者芳形氏を祀ったのがその起源とされています。(鍛冶神として芳形一族が祭祀したいう説もあります)
その後、第一次に一の渡、第二次に古明神(フルミョウジン)に移り、更に寛永6年(1629年)9月、現在の地に移されました。いにしえより、「地方開拓の産業神」や「武の神」として広く崇敬され、例祭には必ず代官の奉幣参拝がありました。
明治5年(1872年)に村社に列格、同41年(1908年)3月、神饌幣帛供進神社に指定。
昭和21年(1946年)郷社昇格、内規上は郷社に該当すると認められましたが、社格制撤廃のため今日にいたります。
石灯籠(せきとうろう)[町指定有形文化財]
1748年(延享5年)、大槌の豪商前川善兵衛から寄進されたものです。
樅の木(もみのき)[町指定天然記念物]
神社のご神木で、樹齢500年ともいわれています。
※隣り合う3本の杉と共に小鎚神社のパワースポットとして親しまれています。実際に幹に触れる事ができます。
ただし、くれぐれも幹を傷つけたり、皮を剥いだりしないでください。罰が当たるかもしれません。
神輿(みこし)
境内社殿横に展示されています。
向かっては左が「観音神輿」右が「明神神輿」です。
現在展示されている神輿は2代目(H9造営)です。
初代は隣の倉庫に大切に保管されています。
・初代「観音神輿」
~元禄10年(1697年)3月11日江戸宮大工杉□利兵衛作
・初代「明神神輿」
~享保11年(1726年)11月宮大工小松野伊勢蔵作。
金崎武左エ門・前川善兵衛(三代助友)寄納
木製鳥居(もくせいとりい)
東日本大震災では、津波後の山火事による社殿消失の危機を、氏子達の奮闘で守り抜きました。
そして、本殿前の木製の鳥居。鳥居近くの瓦礫の中にあった軽トラックが爆発し、その火事が鳥居に燃え移りましたが、懸命な消火活動で消失は免れました。その時のなごりがそのまま残っており、当時を面影を残しています。
郷社小鎚神社銘碑(ごうしゃこづちじんじゃめいひ)
米内光政海軍大将揮毫(寄進者 北海道田中伍弊)
震災により倒れ割れてしまいましたが、新たな寄進者によって再建されています。なお、割れた銘碑は木製鳥居の脇に寝かせて安置しています。
※米内光政(1880.3.2~1948.4.20) 岩手県盛岡出身。海軍大将。
連合艦隊司令長官・海相を歴任後、昭和15年(1940年)首相に就任。日独伊三国同盟に反対して陸軍と対立し、辞職に追い込まれた。のち海相をつとめ、終戦処理にあたった。
小鎚神社オリジナル絵馬、お守り
・御朱印 300円
・オリジナル小鎚型絵馬 500円
・交通安全御守 800円
・開運こづち守り 800円(除災・開運のお守り)
小鎚神社では神社の名前にちなんだ小鎚の形をしたオリジナルの絵馬やお守りが人気。
大震災を乗り越えた小鎚神社。
除災と開運のお力を分けていただきましょう。
催事 「大槌まつり」
【時期】
毎年9月の3連休に開催。
(2023年は9月20~22日で開催)
【内容】
大槌稲荷神社と小鎚神社の例大祭を合同で開催。
1日目 大槌稲荷神社宵宮祭
2日目 〃 祭典神輿渡御
曳船まつり
小鎚神社宵宮祭
3日目 〃 祭典神輿渡御
【みどころ】
小鎚神社祭典神輿渡御では神社を出発した神輿が小鎚川を渡河するところが見どころとなっています。
※ポスターは令和元年のもの
催事 「三陸大槌町 郷土芸能 かがり火の舞」
【時期】
2024.5.11~9.14の毎月第2・4土曜日開催
【内容】
年に一度、町中が熱気に包まれ盛り上がる大槌まつり。
その前夜祭に神社境内で舞を奉納する「宵宮(よいみや)」の雰囲気を、大槌町を訪れた観光客に楽しんでいただく企画です。
かがり火に照らされた幻想的な雰囲気の中で舞い踊る郷土芸能演舞を荘源な夜の小槌神社で体験できます。
※本ページ掲載の動画は東北DC企画「三陸大槌町 郷土芸能かがり火の舞」プロモーション動画です。
所在地 | 岩手県上閉伊郡大槌町上町2-16 |
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アクセス | 大槌町駅より徒歩8分。 三陸道大槌ICから車で8分。 |
駐車場 | 専用駐車場あり(10数台) |
お問い合わせ | 0193-42-3284 ( 松橋 知之(宮司) ) |
例祭日 | 9月23日 |
創建年代 | 江戸前期 |
参拝時間等 | 自由 【社務所9:00~17:00】 お札・お守り・御朱印等の授受 ※宮司が不在の時もありますので、授受希望の方は、事前に連絡を入れましょう。 |
情報更新日 | 2024.9.24 ※掲載内容は、状況によって更新されます。 |
実は…初代(17世紀)の神輿を拝観できるんです。
境内に祭られている神輿は2代目。
初代神輿、実は隣の小さな倉庫に保管されています。
「初代神輿を見たい!」という方は、社務所にいる松橋宮司に声をかけてみてください。
拝観する際には、神輿や神社のことについて質問すると、優しい宮司がいろいろ裏話を教えてくれるかも・・・^^
※宮司が不在のこともあります。どうしても拝観したいという方は、事前に連絡を。