浪板海岸

なみいたかいがん

東北有数のサーフィンメッカ。東日本大震災から11年。今年7月いよいよ海開き再開!

かつては、南北800mに白い砂浜が広がり、松林や青い海のコントラストが印象的な三陸を代表するマリンレジャーの海辺でしたが、東日本大震災による津波と50cmもの地盤沈下により砂浜の大部分を消失しました。
また、寄せる波はあっても返す波がないという世界でも珍しい「片寄せ波」の海岸として知られています。
再び海水浴やマリンスポーツを楽しむことができる美しいビーチに戻すために、2019年7月から着工した浪板海岸砂浜再生工事も2021年度で完了し、2022年7月の夏、11年ぶりの「海開き」を迎える予定です。
 

片寄せ波 (かたよせなみ)

浪板海岸は返し波のない「片寄せ波」の海岸として有名です。
目の粗い砂に波が吸われるため返しがないと言われています。
ただ、震災後に砂浜が消滅した後も返し波が小さいため、遠浅の海底地形や湾内の海流、寄せ波の波長など、ほかの要因も大きいと考えられています。
(写真:震災前の浪板海岸)

三陸復興国立公園 (さんりくふっこうこくりつこうえん)

浪板海岸は「三陸復興国立公園」内にあります。
<国立公園の特徴>
自然の恵みと脅威、人と自然との共生により育まれてきた暮らしと文化が感じられる国立公園
<指定>
昭和30年5月2日「陸中海岸国立公園」として指定。
平成25年5月24日、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するために、区域を拡張して「三陸復興国立公園」として指定。

みちのく潮風トレイル

青森県八戸市から福島県相馬市までの海岸線を中心に設定されているトレイルコース(1000km以上)です。
浪板海岸は、そのトレイルコースの見どころの一つとなっています。
みちのく潮風トレイルでは、やませや津波などの自然の脅威、その地域に根ざした特有の文化、地元住民の温かなもてなし「人と自然」「人と人とのつながり」を感じることができます。

三陸ジオパーク (三陸ジオサイト)

浪板海岸は、三陸ジオパーク内にあり、三陸ジオサイトの一つとにもなっています。
浪板海岸のある船越湾は奥行きが浅く、外海からのうねりがそのまま湾中央部の四十八坂(しじゅうはっさか)を直撃するため砂浜ができず、海食崖(かいしょくがい)が発達し、ここから生じたマサ(真砂土)が海流に流されて、浪板海岸を形成していると言われています。

浪板海岸ビレッジ

「Remember HOPE東北復興プロジェクト」の一環として(一財)日本アムウェイOne by One財団によって建設されました。
ウッドデッキテラスは廊下の役割を果たす外部空間で高いデザイン性からグッドデザイン賞を受賞しました。
(店舗)
★PRO SHOP K’SURF(サーフショップ)
★Leppca mieli by nicoca(女性専用リラクゼーションサロン)
★NRC(オリジナル木製レーザークラフト制作・販売)

宮沢賢治「暁穹(ぎょうきゅう)への嫉妬」詩碑

2016年8月27日に大槌宮沢賢治研究会によって建てられた詩碑。
 
「暁穹への嫉妬」(1925.1.6)
薔薇輝石や雪のエッセンスを集めて、
ひかりけだかくかがやきながら
その清麗なサファイア風の惑星を
溶かさうとするあけがたのそら
          宮沢賢治

★三陸海岸名物「朝日の道」

三陸海岸は、本州の最東端に面しており、本州で一番早く朝日が上がる地域です。
浪板海岸のある船越湾では、4月中旬、8月下旬の2つの期間で、北の大島、南の野島の間の水平線から朝日が上がるのを見る事ができます。
波が静かなら幻想的な「朝日の道」が見られるかもしれません。
また、満月の夜には「月の道」が見られることがあります。
(2021年4月12日撮影、三陸花ホテルはまぎくより)

所在地 岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里第14地割3-1(浪板海岸ビレッジ)
アクセス *三陸鉄道浪板海岸駅下車、徒歩10分(約700m) *三陸道大槌ICより車で10分(約6km)
駐車場 10数台可能
お問い合わせ 0193-42-5121 大槌町観光交流協会
情報更新日 2022.5.10 ※掲載内容は、状況によって更新されます。