神 楽 (3団体)

かぐら

東北地方に分布する修験の山伏が伝えた神楽「山伏神楽」に分類される神楽

陸中沿岸の廻り神楽でもある黒森神楽系統の舞や囃子を引き継いでいます。

現在、花輪田、浪板、金澤の3団体があります。
いずれも、当方地方に分布する修験の山伏が伝えた神楽といわれている山伏神楽に分類される神楽です。
金澤に伝承される鶏子舞は、岩戸神楽(山伏系大和神楽)の十二幕四番目に踊られる天照大神の「天の岩戸隠れ」の神話に取材したものといわれています。 

金澤神楽(かねざわ かぐら)
*伝承地:金澤地区

文化12年(1815)頃に伝わり、家内安全・豊年満作・大漁・厄払い・供養の願いを込めて、祭事での奉納や民間の座敷等で舞われ、古くから人々の間で親しまれてきました。
昭和15~25年には大槌稲荷神社に仕え男衆による冬場巡業を盛んに行い、昭和53年愛好会を発足し、大槌まつりにも参加。女性の踊り手も出始めました。後継者不足で、演目も減少しましたが、内外広く会員を集め、平成26年から保存会に組織変更し、伝承に励んでいます。

花輪田神楽(はなわだ かぐら)
*伝承地:花輪田地区(三浦家)

岩手県沿岸に江戸時代中期より伝わる岩戸系神楽で、昭和60年に大槌神楽保存会として三浦正人氏が親族を中心に結成しました。
三浦氏は、隣町釜石市栗林の丹内神楽(たんないかぐら)同行頭五代目小笠原留五郎の弟子として活動してきました。三浦家は元修験であり正人氏は小笠原氏の甥にも当たる事から神楽に精通し、多くの舞や儀礼を習得してきました。
丹内神楽は、江戸時代正徳年間に鵜住居の修験者が熊野詣でをして神楽を習得し五代まで続けたといわれています。

浪板神楽(なみいたかぐら)※活動中断
*伝承地:波板地区 鯨山神社の奉納神楽

約260年前に地元民で山伏でもあった久保勉蔵氏によって始められた岩戸神楽の流れをくむ山伏神楽であるといわれています。
終戦後、一時中断していましたが、昭和55年に鯨山神社神楽連中として再開しました。
しかし、後継者不足のため数年前から再び中断を余儀なくされています。
演目:「清祓いの舞」「榊迎」「岩戸前の舞」「蛇切の舞」「高砂子の舞」「岩戸開き舞」「狂言の舞」「山の神舞」「恵比須舞」「鶏子の舞」「磐長姫の舞」「松迎え」

★ 三陸 大槌町 郷土芸能 かがり火の舞 ★(令和5年も計画中)

年に一度、町中が熱気に包まれ盛り上がる大槌まつり。
その前夜祭として神社で舞を奉納する「宵宮(よいみや)」の雰囲気を、大槌町を訪れた観光客の皆さんに楽しんでいただく企画、三陸大槌町「郷土芸能かがり火の舞」を令和4年は7月~9月まで月2回開催しました。

かがり火に照らされ、幻想的な雰囲気の中で勇壮に舞い踊る郷土芸能演舞を、荘厳な夜の小鎚神社でお楽しみいただけます。
町民の皆さんも観賞できますので、ぜひお越しください。

お問い合わせ 0913-42-5121 大槌町観光交流協会
引用文献 2015年1月31日発行「大槌の郷土芸能」(大槌町文化遺産活性化実行委員会)
写真協力 大槌町ほか
情報更新日 2023.3.3 ※掲載内容は、状況によって更新されます。