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おおつち里海ダイビング’23[Part3]無事終了しました!!

こんにちは。

令和5年度、最後の里海ダイビングプログラム(3回目)を実施しました!

3回目の里海ダイビングは、冬真っ只中の2月のダイビングということで、ドライスーツが必須条件。ライセンス保持はもちろん、ドライスーツ経験者を中心とした9名での開催となりました。

今回は、藻場再生活動の現場を観察するプログラムから一歩進んで、活動自体の体験をしてもらうという一大イベントを行うことに加え、長崎で一人、藻場再生活動を行っているユーチューバーのスイチャンネルさん(登録者数27万人)がゲストで来ていただけるというスペシャルなプログラムとなりました。


2月11日(日)

当日は天気にも恵まれ、吉里吉里フィッシャリーナで受付後、ダイビングの会場となる小久保海岸へ場所移し、オリエンテーションや自己紹介を行ないました。

今回は大槌町藻場再生協議会の協力で、ゲストに長崎で藻場再生活動を行っているユーチューバーのスイチャンネルさん(登録者数27万人)こと中村拓朗さんをお呼びすることができました。

おなじみインストラクターのくまさんよりダイビングのオリエンテーション
ゲストのスイチャンネルさんよりひと言
参加者とスタッフのコミュニケーションを高めるため自己紹介を行ないました


自己紹介後は、みちのくダイビングリアスのインストラクターくまさん(佐藤さん)のもと、それぞれのグループに分かれ、体験プログラムがスタートしました。

冬の三陸の海にはドライスーツが必須のため、ドライスーツ初体験や慣れない参加者は、1本目、くまさんのもと、ドライスーツ講習を行ないました。ドライスーツに成れている参加者は別グループでバディを組み、藻場再生活動の成果が出ている海の森(藻場)や磯焼け(磯焼け)の探索へ向かいました。

ダイビング前でテンションの高いスイチャンネルさん。鯨山をバックにハイチーズ!
海の森探検隊は早々エントリー
ドライスーツ講習組はまず陸上でのレクチャから開始
その後はスタッフのサポートを受けながらエントリー
エントリーしたところで記念撮影、行ってきまーす
最初はなかなか潜水できずに四苦八苦
少しずつ慣れていきます
慣れてくればこのとおり
中性浮力もばっちりというところで記念にパチリ!


海の森探索グループは、再生された海の森の中を進みます。
再生したアカモクは、すでに水面まで伸び、その長さは4~5mに達するくらいまで育っています。

まるで陸の森の様にアカモクの森が広がります
水面まで伸びるアカモクは4~5mに達します
完全に森状態
コンブロープのコンブも順調に育っています
藻場ができればアイナメさんもやってきます

1本目が終了。
温かい飲み物を飲みながらしばし休憩。今年は2月初めになっても水温は10℃台で、温かい状況が続いていましたが、この日は9℃とこの冬一番の冷たさだったようで、海から上がってくる参加者も「冷たい」という声が聞こえてきました。それでも、海の中の景色が素敵だったようで、スタッフにもたくさんの感想をいただきました。

2本目に入る前、水路に吊るしてあったコンブの種苗を参加者みんなで3~4cmにカットする作業を行ないました。参加者の皆さん、この作業が楽しかったようで、「私も私も」とハサミをてにしてチョッキンチョッキンと種苗ヒモを切っていました。

コンブの若芽がつく種苗部分をカットしていきます
まさに藻場再生活動を体験中
慎重にカットしていきます
時には協力しながら
スイチャンネルさんも体験

カットした種苗は、スポアバックの中に入れ、海中に設置してあるロープへ取り付けることに。
2本目の準備をしたところで記念撮影のため整列。

2本目が始まる前に参加者スタッフで記念撮影
本日おおつちの海に潜った皆さん
2本目エントリー。コンブロープのあるエリアへ向かいます。


2本目は、コンブロープへの種苗への取り付けを全員で行いました。
初めての水中作業で、ロープになかなか種苗を差し込むことができず、慌ててしまった人もいたようですが、20~30分程で、すべての種苗を取付けが完了しました。

水中作業に四苦八苦しながらヒモに差し込む
サポートダイバー広げてくれたところに種苗を差し込む
コンブの種苗カットを持ってスタンバイの参加者
スイチャンネルさんの貴重な一枚「種苗カットをつかむ瞬間」


コンブロープへの種苗取付体験が終了したら、着替えて昼食会場へ移動です。
用意したお湯が大人気。頭からかぶり、精気を取り戻したら、そのお湯を使って機材を洗い、着替えも行ないます。

おわっあとはみんなで片付け


今回のランチ会場は、真冬ということもあり、吉里吉里フィッシャリーナから車で5分程のところにある吉里吉里公民館へ。

そして、ランチを作ってくださったのは新おおつち漁業協同組合女性部の皆様。
三陸の海産をふんだんに使って作ってくださいました。

昼食会場の吉里吉里公民館は暖房効果が高くあったか
今回ランチを作ってくださった吉里吉里漁業協同組合女性部の皆さん
心温まるランチに夢中のみなさん
海賊鍋
ホタテのバター焼きと鮭のホイル焼きとみかん
ホタテのバター焼き
大槌サーモンのホイル焼き
茎わかめの漬物
わかめサラダ


三陸の海産物を使い、地元のお母さんが作る料理に参加者の皆さん箸の手が止まらない様子でした。皆ダイビングの話しやお互いの話しなど談笑にも花が咲く良い時間でした。

なかでも、スイチャンネルさんの話しは、海の環境から魚の話まで多岐に渡り、参加者もランチを食べながらスイチャンネルさんの話しに耳を傾けていました。

ランチがひと段落したところで、参加者の皆様から一言ずつ感想をいただきました。感想のトリはスイチャンネルさん。大槌の藻場再生活動の取組み、そして里海ダイビングの取組みに感銘と賛辞をいただきました。

参加者からの感想をいただきました
スイチャンネルさんにはこの取り組みに賛辞をいただきました


最後に参加者全員で記念撮影。


吉里吉里漁業協同組合女性部のお母さん方にも入っていただきました。恥ずかしがり屋のお母さん方、マスク姿なのはご了承ください。

最後はみんなで記念撮影

 

あとがき

参加者の皆様には、楽しんでいただけたようで、主催者としても安堵しております。
このプログラムには、大槌そして近隣のたくさんの方々の協力によって実現できています。
通算5回目となった里海ダイビングでは、念願の藻場再生活動体験を参加者全員で行うことができました。このプログラムを通して、東北の海を知り、藻場再生活動の取組みを知り、実際体感をして、また参加したいという声もいただいていて、主催側としてはこの上ない喜びをいただいておりますが、現状、常時受け入れるだけの施設もなく、また、対応できるインストラクターもいない状況です。
ですが、吉里吉里漁港が全国で12箇所しかない海業振興モデル地区に選ばれるなど、ブルーツーリズムの取組みにも力を入れていく状況下にありますので、近い将来の拠点づくりに向かって、今後もいろんな形で里海ダイビングを続けて行けたらと考えております。

皆様、ぜひ今後とも「おおつち里海ダイビングプログラム」に注目していただき、機会があれば参加していただければと思います。

 

最後にあらためまして

このプログラム実施に御協力いただきました

新おおつち漁業協同組合様、

みちのくダイビングリアス様及びサポートメンバー様、

大槌町藻場協議会の皆様、

新おおつち漁業協同組合女性部様の皆様、

そして観光交流協会のみんな、 ありがとうございました。            (furuya)