インバウンド

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台湾からのツアーを受け入れました①

インバウンドを誘致したいと思いつつ、なかなか来ていただけるツアーがない、三陸の、しかも観光地としては無名の大槌町。けれども大槌町は、来ていただければご満足いただける!と、自信をもっていえるコンテンツ・体験プログラムが揃っています。あとはPRだ!
そんななか、大槌町の体験プログラムの説明をじっくり聞いていただいただけでなく、興味をもっていただいたエージェントさんが、2月の視察を経て、実際に大槌町メインのツアーを造成してくれました!

まずは4月20・21日に、1回目のツアーの受け入れをしましたので、その様子を2回に分けてレポートします。
参加人数は、募集定員ほぼ満員の15名。
年齢は30代から40代、50代がメインだったでしょうか。
おそらく、日本へは何度も観光をしているジャパン観光ヘビーリピーターさんたち。
台湾では、馴染みのない「ジビエ」「鹿」、そして「三陸鉄道日本酒列車」というキーワードで集まったお客様とか。テーマは「グルメ」!


行程は、仙台から入って、仙台〜平泉・一関(中尊寺・毛越寺・厳美渓等観光ともち・そば・居酒屋)〜平泉〜盛岡(桜、わんこそば、盛岡八幡宮)〜大槌〜陸前高田〜松島〜きつね村〜仙台というコースです。

2日間とっていただいた大槌町のコースは、
1日目
①ランチ:大槌の奥座敷にある「割烹岩戸」で大槌鹿とサーモンメインのランチ
②午後:MOMIJIで大槌ジビエ体験(本物のハンターたちと一緒に、大槌でのジビエの取り組みのお話、鹿の解体体験、鹿革のキーホルダーづくり体験)
③「三陸花ホテルはまぎく」泊(カニや鮑を中心とした三陸海鮮料理の夕食)
④夜:大槌の夜の動物探検 「ナイトサファリ」

2日目
①午前:大槌サーモン体験(サーモン青空講座、サーモンの釣り体験、サーモンの捌き方教室)
②お昼:大槌のかあさん・幸子さんと郷土料理ランチ(地元かあさんとの交流、すっぷく)
③午後:三陸鉄道貸切日本酒列車 大槌駅〜宮古駅

となっていました。

さて早速1日目の様子です。
まずは、「割烹岩戸」さん。

店主・剛さんの挨拶とメニューの説明では、さながら記者会見のような様子に(笑)。
お客様みなを唸らせた繊細かつ美味しいお料理は、↓

大槌の鹿肉、サーモンのほか、季節の山菜や牡蠣など、オール大槌グルメという内容でした。
グルメとお酒をこよなく愛する参加者さんばかりとあって、「14代」もお料理と一緒に飲み干してました。

つづいて、MOMIJIで大槌ジビエ体験です(受け入れ:NPOおおつちのあそび)。
このツアーの企画時点、エージェントさんは解体体験をいれるかどうか、悩んだそうです。
野生の鹿をみることがほとんどない台湾の方々にとって、鹿はバンビちゃんというイメージがあり、鹿を撃って、さらに食べるなんてかわいそうと思うかもしれないという心配です。
けれども、日本の鹿による被害の深刻さ、農業継続の危機、そして、MOMIJIでは、害獣として駆除されたあと「命あったものを価値あるものに」と、良質な鹿肉として出荷したり(日本トップレベルです)、食用とならないないものはペットフードにしたり、革や角も加工して商品にしているという、環境問題や地域課題にかかわる本質のお話を丁寧にすることによって、ご理解をいただきました。

大槌町の思いは、ちゃんと参加者さんにも伝わり、最初のお話では質問も多く、解体体験も抵抗なく逆に日本旅行のよい経験となったようです。
また、シンプルに焼いた鹿肉やミートボールした鹿肉料理を試食したり、鹿革でのキーホルダーづくり(レーザーで好きな文字を刻印できる)もわいわいと楽しそうにされていました。
MOMIJIの兼澤社長はじめ、スタッフのみなさま、ありがとうございました!

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このあと、蓬莱島見学をして、三陸花ホテルはまぎくにチェックイン。
夕食は、毛ガニ一杯、鮑の踊り焼きなどがあり、お酒2升をペロリと飲んで盛り上がったそうです。
夕食後は、「おおつちナイトサファリ」。
夜の大槌をバスで山のほうに走りながら、鹿に出会う体験です。

車内では、「おおつちのあそび」のガイドが、鹿の生態などをお話しながら、すぐそばに出現する鹿の群れを見つけて教えてくれます。
鹿以外にもキツネ、タヌキ、テン、運が良いとカモシカにも出会えますが、今回は鹿のみ。
けれども、鹿が珍しい台湾の方達には、とても興奮する経験だったようです。
車内はずっと大騒ぎでした。

この日の帰りは、コンビニに寄りたいということで、セブンイレブンとファミリーマートとローソンのどれがいい?と聞いたら、全員一致で「ローソン」(台湾にないらしい?)。
私たちも学びの多い1日となりました。

《To Be Continued》

2日の様子は、台湾からのツアーを受け入れました②で報告します!