「駅からハイキング」大槌の自然満喫プチハイク2回目開催しました
2024年12月10日
11月24日(日)
4月に続いて2回目の「駅からハイキング」イベント開催しました。
題して、【11/24㈰限定】『みちのくみちのく潮風トレイル[駅からハイキング]大槌の自然満喫プチハイク ~季節の動植物を探そう~』
今回、勤労感謝の日と週末が重なったためか、各地でイベントが開催され、みちのく潮風トレイルルートでも、各地でイベントが開催されていました。そのためか(そう思いたい)、SNSの参加者募集の反応はよかったものの、実際の参加者はなかなか集まらず、最終的に6名の参加申込みとなりました。
さらに参加予定だったご夫婦が体調を崩され、残念ながら参加できなくなってしまったため、今回は青森からいらした方と地元メンバーの4名での開催となりました。少人数ではありましたが、自然観察に熱心な参加者ばかりで、充実した時間を過ごすことができました。
今回のハイキングイベントでは、地元の自然に詳しい「NPO法人おおつちのあそび」のけんちゃん(小倉健一智くん)をガイドに迎えました。けんちゃんの豊富な知識で、道中で見つけた様々な動植物について詳しく教えてもらい、参加者全員が貴重な体験をすることができました。
9時に挨拶や行程の説明、自己紹介を行い大槌駅を出発、まず、八日町公園へ。
八日町公園には、震災前の地面の高さに「キッツ」があるため、震災前の町についての説明やキッツの用途、復興事業についてガイドしました。
公園の後は役場前の道路わきに代官所跡の石碑の話しをいれつつ城山公園へ。
公園に入るとかわいいドングリの沢山落ちていました。昨年はドングリや木の実が少なかったことが、クマが人里まで降りてくる要員の一つだと聞いていたので、今年、熊の出現情報が少なかったのは、ドングリや木の実が豊富だったからだったのかな・・・
一行は展望休憩舎(高館)を目指しひたすら階段を登っていきます。
途中、視界が開ける場所があり、そこからの眺めも最高です。春にはツツジ回廊を拝める場所で、季節外れでつつじの花が数輪咲いていました。春とはまた違った風情を味わえました。
展望休憩舎(高舘)に到着。仕事やイベントで城山公園に登るときはいつも快晴。ありがたいものです。
街や大槌湾を一望しながら、あらためて東日本大津波の大きさについて話しをしました。
また、江戸時代の大槌湾にも想いを巡らせ、皆で話しながらしばしの時間を過ごしました。
展望休憩舎からは尾根伝いに四の郭、三の郭へ歩いていきます。途中、春にツツジとドウダンツツジがきれいに咲いていた回廊を通るのですが、ドウダンツツジの葉が真っ赤に色づき、秋の雰囲気を演出してくれていました。
大槌駅を出てからおよそ1時間。休憩場所の城址公園(二の郭)に到着です。
城址公園(二の郭)は郭の中でも一番広く、大槌城時代は城の中枢のあった場所だと思われます。
ここで休憩しミニお茶っこ会の開催です。事前にセットしておいたクーラーBOXから暖かいお茶とチャリカフェさんの御社地大福を取り出し、参加者、ガイドみんなでいただきます。
冷たい空気の中いただく温かいお茶は格別、御社地大福もあったかくなったことで出来立ての様に柔らかく、あっと言う間にお腹の中に入っていきました。
ここでは、上空に富んでいた鳶について健ちゃんから鳶とノスリの見分け方の違いや鳴き方の違いを教えてもらい、みんなで飛んでいるトンビの尾っぽを観察しました。
遠くで聞こえる鳴き声を鳶と思っていたら、ノスリだったりと、身近なところにいる動物の違いを知ることができ、楽しいひと時を過ごしました。
主郭での記念撮影後は、回転広場に設置してある案内板で、大槌氏と大槌城址についてガイド。
そこからはひたすらくだり30分と道路を30分進みます。
この区間はけんちゃんが主役。道端で見つけた植物について瞬時に答えてくれました。
また、舗装道路も落ち葉が敷き詰めれている区間もあり、その落ち葉ザクザクを踏み締めたり、落ち葉を蹴散らしながら歩いたりと、子供の頃にやった懐かしい感覚を味わえました。
源水に到着。さすがにイトヨは見ることが来ませんでしたが、澄んだ水がとてもきれいです。
源水川を眺めつつ町方方面を目指します。
駅からハイキングのルートはこの後、郷土財活用湧水エリアへ向かう所でしたが、参加者の皆さんの同意を得、みちのく潮風トレイルサポーターズになっている御社地天満宮(マルエイ商店)、おしゃっちへ寄り道。
マルエイ商店では、自慢の焼きみたらし団子とお茶をいただき、おしゃっちに立寄り湧水エリアへ向かいました。(写真がないのが心残り)
湧水エリアでは、マガモやカルガモ、そしてサギを観察することができました。
カルガモは人間の動きに反応して、近づくとすぐ集団で逃げるのですが、マガモは比較的そこには動じず、その場に居座る個体も多いなど、ちょっとした違いなどが楽しめました。
湧水も滾々と湧き出ているところもあれば、干上がっているところもありました。その原因などについても今後、調べられればと思います。
湧水エリアでの観察が終わり、ゴールの大槌駅へ。
ドン・ガバチョの銅像の前で記念撮影し、アンケートを記入いただき終了。
参加者の皆様、満足いただけたようで何よりです。
当日のスケジュール
8:45~9:00 受付
9:00~9:05 オリエンテーション(ガイド照会・自己紹介・行程説明)
9:05~9:15 八日町公園(キッツ)
9:40~9:45 高館(休憩舎)
10:05~10:20 城山公園(二の郭)ミニお茶っこ会(御社地大福・お茶提供)
10:25~10:30 大槌城址(主郭)(記念撮影)
10:35~10:45 大槌城史ガイド(案内板)
10:45~11:30 大ケ口
11:30~11:45 源水川
12:05~12:15 マルエイ商店
12:15~1230 おしゃっち
12:40~12:55 湧水エリア
13:00~13:10 アンケート、挨拶、解散
以上