海と希望の学校onさんてつ 北コース無事終了しました!
2022年09月13日
9月11日、東京大学大気海洋研究所 大槌海洋センター主催の「海と希望の学校onさんてつ」が開催されました。
大槌町観光交流協会も協力し、協会の観光コディネーター・服部が同行サポート&ガイド的なものをしました。
その様子をご紹介します。
スケジュールは、
三陸鉄道宮古駅発→
車内で、岩手県立大学の島田先生による「ミズアオイ」の話&お弁当(吉里吉里のあづまやさん)タイム
→大槌駅着
駅裏の湧水エリアで島田先生ガイドによる「ミズアオイ」見学
→桃畑養殖場見学(岩手大槌サーモン&桃畑学園サーモンの養殖場)
→大槌沿岸センターで東京大学・北川先生による「鮭のお話」
&新巻鮭とサーモンのお刺身の試食&缶詰体験(プレゼント)
→海の勉強室で東京大学・大土先生による三陸の海の生き物のお話
→宮古駅着
という、鉄道好き、生き物好きの子どもの心をギュッとつかむ内容となってました!
参加者は、21名。親子での参加が多かったです。
(宮古-大槌間は同行していないので、大槌町内だけのレポートです)
●湧水エリア見学
「ミズアオイ」は、大槌町とっては「奇跡の復活の花」なんです。
ミズアオイは、そもそも全国的に希少な野生花で、絶滅の危機にあります(準絶滅危惧種)。
大槌町でもかつては農薬を使用しない水田で多く見られていたそうですが、
宅地造成などで田んぼがなくなってすっかりなくなっていました。
それが、2011年の東日本大震災の津波によって土が掘り起こされ、
土のなかで眠っていたミズアオイの種が発芽し、咲き始めたんです!
いまは、島田先生をはじめ地域の方たちがこのミズアオイを大切に管理・見守りしてくれたことで、毎年たくさんお花が咲くようになりました。
●桃畑養殖場見学
バスで15分、山に囲まれた道を延々と西に進みます。
大槌町は内陸になが〜〜〜い形をしているのを実感しはじめたところに、
岩手大槌サーモンと桃畑学園サーモンを養殖している「桃畑養殖場」があります。
桃畑は地名です。昔桃畑があったのでしょうか?
誰に聞いてもわかりませんが、桃畑があったのなら、ここは桃源郷のような風景だったのかもしれませんね。
あまり写真を撮れませんでしたが、たっくさんの岩手大槌サーモンの稚魚と、
桃畑学園サーモンの成魚をみてもらいました。
岩手大槌サーモンは、このあと吉里吉里の海にある生簀にいきます。
桃畑学園サーモンは、出荷まで海に行かずにここに残ります。
なんて説明もしてきました。
●東京大学大気海洋研究所に場所を移し、北川先生のお話。
お話のあとは、今回のサプライズプレゼント!
缶詰に大槌町の「宝物」を詰めて持って帰ってもらいます。
そのほか、三陸鉄道の新商品「エコカトラリー」(これ、私もほしい!)や、東大大気海洋研究所グッズも!
●「海の勉強室」
すべてのコンテンツが終了したあと、お客様はバスにのって宮古駅へ帰っていきました。
とても充実したプログラムでした!
協力していただいた、町内の事業者様、ありがとうございます。
内容は変わりますが、11月20日に、盛駅発の「海と希望の学校onさんてつ」の南コースを実施する予定です。
詳細が決まりましたらお知らせしますので、大槌町観光交流協会のSNSをチェックしていてください。