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おおつち里海ダイビング’23[Part2]開催!!

 こんにちは。

 令和5年度、里海ダイビングプログラムの2回目を実施しました!

 2回目となった今回は、大槌の短い夏、ウェットスーツでのダイビングが可能な時期に開催できることもあり、ダイビング未体験の初心者の方にも楽しんでもらうべく、ビーチエントリー、浜ダイビングとして参加者を募集しました。結果、募集定員を上回る参加申込があり、最終的に12名の参加者での開催となりました。

 当日は、体験組と経験組に分かれ、体験組は小久保海岸前で、助っ人インストラクター青柳さんにダイビングのレクチャーを受けながらダイビング体験、経験組はインストラクラーのくまさんこと佐藤さん(以下くまさん)に付いておおつち海の森を探検しました。

8月27日(日)

 当日朝の吉里吉里フィッシャリーナは曇り空でしたが、猛暑の夏の洗礼を避けることができたので、幸先良いスタートとなりました。

 受付、メディカルシート記入後のオリエンテーションから、大槌町役場の芳賀君による大槌町藻場再生協議会の取組み、磯焼け対策、藻場再生活動についての説明を受けたのち、三陸ダイビングリアスのインストラクターくまさん(佐藤さん)のもと、それぞれのグループに分かれ、体験プログラムがスタートしました。

いざ、ダイビングへ!

 体験組は4人。皆さん、インストラクターの青柳さんからスキューバーダイビングについての説明に真剣に耳を傾けます。

 ダイビング概要から、実際に使う機材の説明を受けます。
 大槌町役場の芳賀君には、サポートスタッフにも参加して頂きました。

 ダイビングに入る前に、シュノーケリングで感覚をつかみます。

 機材を身に着け最終確認。

 いよいよエントリーです。

残念ながら、海中の様子を撮っていなく・・・(すみません)
写真は、体験ダイビング後に波打ち際で談笑する皆さんです。

かたや経験者組は8人。

2グループに分かれてのエントリー。里海ダイビングでおなじみのくまさんこと佐藤さんに導かれて、磯焼け現場や藻場再生現場、東日本大震災の津波の影響で残るがれきなどのスポットを楽しみました。

参加者が迷わないようにくまさんがメジャーを使ってコースを設定してくれるから安心。

さっそく写真撮影する参加者。海底に横たわるのは、東日本大震災の津波によって流されたがれき。

三陸の海にはまだまだたくさんのがれきが沈んでいます。

磯焼け現場をバディを組みながら泳いでいきます。

磯焼け現場が惑星のようで、宇宙遊泳してい様に見えます。

ダイビングならではの記念撮影。

藻場再生活動による成果も見られます。

「ウニが来ないから伸び伸び」とくまさん。砂地が続く場所にはウニがいないので、海藻も伸び伸び育っています。

伸び伸び海藻を前に記念撮影。

「Sea Hero」のくまさんにかかればこんなことも朝飯前です。

今年の三陸は水温が異常に高く25℃前後。
そのため、これまで三陸近郊や大槌では見られなかった熱帯魚が現れるようになりました。

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ウニの間にはあわびさんが。これも藻場再生活動の成果でもあります。

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大槌のキタムラサキウニは食欲旺盛。

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通常、房総半島から南日本でみられるチョウチョウウオが大槌の海に。

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高知以南の南日本でみられるキイロハギも。

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なんのエビ?(だれか教えてください)

ここからは、参加者の皆さんの水中記念写真をいくつか。

さて、今回のランチは、まず、前回のリベンジのホタテの浜焼き。
長らく続いた貝毒による出荷停止がようやく開け、提供できることになったのですが、大槌のホタテの値が高騰したため、今回はお隣山田のホタテの提供となりました。
とはいえ、三陸のホタテ。なかなかの面構え。
参加者の皆さんニコニコしながら食べている姿に、スタッフ側もニコニコになりました。

 メインのホタテの浜焼きのほか、しゅうり貝の酒蒸し、
大槌のお肉屋さん三浦精肉店にお願いしたBBQセット、
地おこの伊藤君が中心となって活動しているReファームプロジェクトの大槌産の無農薬野菜、
釜石・大槌地域の農業入門塾からいただいたすいか、
大槌では定番の味噌おにぎりなど、地のものを中心に楽しんでいただきました。

だだちゃ豆は塩ゆでで。

長ナスに白ナスは焼いて鰹節と生姜醤油で、
サラダカボチャ(コリンキー)は薄くスライスして塩やマヨネーズでおいしくいただきました。

 今回のメニューを必死に説明するスタッフ・・・(筆者…)

 説明の後は、思い思いに食べたいものを好きなだけ、談笑しながら堪能いただきました。

 食後のデザートとして

農業入門塾からいただいた大きなスイカ。

 みんなでおいしくいただきました。

 最後に参加者全員で記念撮影。
 今回も大槌ツーリズムの記念撮影のアイコトバ「おおつちぃ~ !(^^)!」でパシャリ!!

 あとがき

 参加者の皆様には、後日、アンケートにお答えいただき、様々な意見をお伺いできました。
 皆さん、今回のプログラムには概ね満足いただけたようで、主催者としても安堵しております。
 そんな中でも、具体的にいただいている貴重なご意見を参考に、よりよいダイビングプログラムを構築すべく頑張っていきたいと思います。

 本年度はあと1回の開催を予定しています。

 次回(第3回目)は、藻場再再生のメイン活動時期の冬(12~1月あたり)に開催ということもあり、参加者と活動を一緒にやれたらとも考えております。冬場の寒さ厳しい季節ですが、その中でダイビングをする意義を一緒に考え体験して頂けるプログラムにできればと思っています。

 皆様、ぜひ「おおつち里海ダイビング’23」に注目していただき、機会があれば参加していただければと思います。

 

最後にあらためまして

このプログラム実施に御協力いただきました

新おおつち漁業協同組合様、

みちのくダイビングリアス様及びサポートメンバー様、

大槌町藻場協議会の皆様、

ファミリーショップやはた様、

明神丸かき・ほたてきち様、

㈱Hopen Terace(Reファームプジェクト)伊藤様、

三浦精肉店 様

そして観光交流協会のみんな、 ありがとうございました。            (furuya)