地産地消を目指して育った
淡水育ちの桃畑学園サーモン
桃畑学園サーモン銀鮭
- 分類
- サケ科サケ属
- 学名
- Oncorhynchus kisutch
- 和名
- ギンザケ
- 英名
- Silver salmon
桃畑学園サーモンは大槌川育ち
岩手大槌サーモンは大槌川上流部の桃畑地区にある養魚場で飼育され、毎年11月上旬に吉里吉里沖のいけすへと旅立ちますが、海に行かずそのまま養魚場で育てられているギンザケが桃畑学園サーモンです。
飼育過程を学園に見立て、大槌で育った子供たちがやがて旅立つ姿になぞらえ「桃畑学園サーモン」と名付けられました。
淡水育ちならではの澄んだ味わい
桃畑学園サーモンは大槌川(淡水)で飼育しています。飼育期間は約1年半〜2年で、出荷時期は6月〜12月の6ヶ月間です。
刺身でもいただけますが、適度な脂のりと淡白な味わいを生かして、ひと手間加えた料理が特におすすめ。時期によっては塩引き鮭や、いくら加工にも適しています。
桃畑サーモン物語
~入学から就職まで~
4月入学式@桃畑学園
春、稚魚たちは大槌川の河口から10kmほど離れた桃畑(ももばたけ)地区にある桃畑養魚場へ入ります。
5月から11月にかけて大槌川の澄んだ水に育まれながら過ごします。
桃畑学園生活の始まりです。
11月秋を過ぎる頃、進路希望調査を出す時期です。
200g程度まで育成した稚魚は吉里吉里の海上にある養殖生簀へと移されます。
そのうち桃畑学園サーモンになる幼魚は、そのまま桃畑養魚場の淡水に残り育成されます。
進路に合わせてクラス替え。
12月〜5月進路決定後、それぞれの道ですくすくと育ちます。
三陸沿岸の豊かな海水で育つ海組と、北上山地から流れる大槌川の清流で育つ川組。
それぞれのクラスに分かれ、さらに7ケ月程をかけて2kg以上まで育成します。
- 主な就職先
- 弓ヶ浜水産、新おおつち漁協
- 主な就職先
- 大槌町内の飲食店、宿泊施設
5月〜7月いよいよ、旅立ち。
孵化から15〜16ヶ月をかけて立派な成魚になりました。
春から初夏にかけて水温が高くなる前に出荷の時期を迎えます。
6月地元組、晴れて“桃畑学園サーモン”として出荷。
桃畑学園サーモンとして主に大槌町内に向けて出荷されます。